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兵庫県人口

兵庫県人口は、全国と同水準で成長

概況

次のグラフは兵庫県の人口と、その成長率の推移を昭和40年(1965年)から5年毎にとったものである。兵庫県の人口は直近の国勢調査年である平成22年(2010年)で「558.8万人」。おなじく5年前の国勢調査年の平成17年(2005年)「559.0万人」から、▲2,468人と若干減少している。 昭和40年からの人口推移を、成長率を併せてみると、昭和40年から昭和45年(1970年)までは、全国を上回る推移で人口増加していたことが見てとれる。以降、平成2年(1990年)までは、全国の成長率を下回るものの増加を続けていたが、阪神・淡路大震災に見舞われた平成7年(1995年)に30年ぶりに「540.2万人(平成2年比▲3,163人)」に減少。その後、回復・増加を続けるも、平成17年からは横ばい状態にある。また、平成26年(2014年)3月31日現在の兵庫県人口は「555.0万人」であることを踏まえると、平成17年をピークに減少局面に入ったと考えられる。ただし、成長率でみると、震災のあった平成7年と比較する平成12年を除き、全国と同じ成長率で推移しており、兵庫県が他の都道府県に比べ、特に突出して人口減少を迎えているものではないことが分かる。

兵庫県人口と成長率推移

,昭和40年,昭和45年,昭和50年,昭和55年,昭和60年,平成2年,平成7年,平成12年,平成17年,平成22年
兵庫県人口,4309944,4667928,4992140,5144892,5278050,5405040,5401877,5550574,5590601,5588133
兵庫成長率,110%,108%,107%,103%,103%,102%,100%,103%,101%,100%
全国成長率,105%,106%,108%,105%,103%,102%,102%,101%,101%,100%
,兵庫県人口,兵庫成長率,全国成長率
昭和40年,4309944,110,105
昭和45年,4667928,108,106
昭和50年,4992140,107,108
昭和55年,5144892,103,105
昭和60年,5278050,103,103
平成2年,5405040,102,102
平成7年,5401877,100,102
平成12年,5550574,103,101
平成17年,5590601,101,101
平成22年,5588133,100,100

資料:総務省統計局「国勢調査」
(本文「平成26年兵庫県人口」は兵庫県企画県民部統計課推計人口)


地域概況

次のグラフは昭和40年(1960年)を基準年とし、5年毎に県下各地域の人口を換算値化したものである。 阪神北・東播磨の2つの地域は、全国・兵庫県の水準を上回っているが、他の地域はすべてその水準を下回っている。また、丹波・淡路・但馬の3つの地域については、昭和40年の基準年を下まわっている。
前述の丹波・淡路・但馬に、北播磨・西播磨を加えた5つの地域は、平成12年(2000年)から下落傾向にあり、これら地域で人口減少が進んでいることが分かる。西播磨は平成22年(2010年)に、 基準年換算で「1.01」と、ほぼ基準年同等の人口まで減少が進んでいる。また、平成26年(2014年) 1月1日現在の人口は「26.5万人」と発表されており、基準年換算で「0.99」と基準年を割込む状況に なっている。これら5つの地域のうち、基準年を常に下回っている丹波・淡路・但馬では、昭和40年から平成22年の間で「合計12.1万人」が減少している。平成22年の神戸市中央区人口が12.6万人であることを踏まえると、その減少幅の大きさをイメージしやすいと考える。
神戸・阪神南地域は、阪神・淡路大震災に見舞われた平成7年(1995年)に、それぞれ減少。実数では 神戸「147.7万人⇒142.3万人(▲5.4万人)」、阪神南「101.3万人⇒95.4万人(▲5.9万人)」の減少となるも、神戸は5年後の平成12年「149.3万人」に回復し、以後増加を続けている。一方、神戸同様の人口減がみられた阪神南は10年後の平成17年(2005年)に、ようやく震災前の人口水準「101.8万人」へと回復、その後も増加を続けている。神戸・阪神南以外の地域が横ばい・下落を続ける中、両地域のみが増加を続けており、この増加効果により、兵庫県の人口は何とか横ばいを保てていると考えられる。

昭和40年を基準年とした人口換算値の推移

,昭和40年,昭和45年,昭和50年,昭和55年,昭和60年,平成2年,平成7年,平成12年,平成17年,平成22年
全国,1.00 ,1.06 ,1.14 ,1.19 ,1.23 ,1.26 ,1.28 ,1.29 ,1.30 ,1.30
兵庫県,1.00 ,1.08 ,1.16 ,1.19 ,1.23 ,1.25 ,1.25 ,1.29 ,1.30 ,1.30 
神戸市,1.00,1.06,1.12,1.12,1.16,1.21,1.17,1.23,1.25,1.27
阪神南,1.00,1.11,1.13,1.13,1.13,1.12,1.06,1.10,1.13,1.14
阪神北,1.00,1.30,1.57,1.72,1.81,1.96,2.10,2.23,2.28,2.25
東播磨,1.00,1.23,1.48,1.66,1.76,1.82,1.95,1.98,1.97,1.96
中播磨,1.00,1.08,1.15,1.18,1.21,1.22,1.26,1.27,1.27,1.27
但馬,1.00,0.94,0.92,0.91,0.90,0.88,0.87,0.85,0.80,0.76
北播磨,1.00,1.00,1.08,1.17,1.21,1.22,1.24,1.24,1.22,1.19
西播磨,1.00,1.01,1.07,1.09,1.11,1.09,1.09,1.07,1.04,1.01
淡路,1.00,0.95,0.93,0.92,0.91,0.90,0.88,0.86,0.82,0.77
丹波,1.00,0.94,0.93,0.93,0.94,0.94,0.96,0.97,0.94,0.90
,神戸市,阪神南,阪神北,東播磨,中播磨,但馬,北播磨,西播磨,淡路,丹波,兵庫県,全国
昭和40年,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1,1
昭和45年,1.06,1.11,1.3,1.23,1.08,0.94,1,1.01,0.95,0.94,1.08,1.06
昭和50年,1.12,1.13,1.57,1.48,1.15,0.92,1.08,1.07,0.93,0.93,1.16,1.14
昭和55年,1.12,1.13,1.72,1.66,1.18,0.91,1.17,1.09,0.92,0.93,1.19,1.19
昭和60年,1.16,1.13,1.81,1.76,1.21,0.9,1.21,1.11,0.91,0.94,1.23,1.23
平成2年,1.21,1.12,1.96,1.82,1.22,0.88,1.22,1.09,0.9,0.94,1.25,1.26
平成7年,1.17,1.06,2.1,1.95,1.26,0.87,1.24,1.09,0.88,0.96,1.25,1.28
平成12年,1.23,1.1,2.23,1.98,1.27,0.85,1.24,1.07,0.86,0.97,1.29,1.29
平成17年,1.25,1.13,2.28,1.97,1.27,0.8,1.22,1.04,0.82,0.94,1.3,1.3
平成22年,1.27,1.14,2.25,1.96,1.27,0.76,1.19,1.01,0.77,0.9,1.3,1.3

資料:総務省統計局「国勢調査」


高齢化率

以下は、兵庫県各地域ごとの高齢化率を平成2年(1990年)から5年毎にグラフ化したものである。
兵庫県の65歳以上の人口割合(以下、高齢化率)は、全国水準を下回って推移していたが、平成17年(2007年)から平成22年(2012年)にかけて高齢化率が30%を越え、超高齢社会になっている。
ここでは、人口の減少傾向が続く、丹波・淡路・但馬・北播磨・西播磨の5つの地域が、人口減少局面に入る前の平成2年から、平成22年までの期間、各地域内の高齢化率がどのように推移したかに注目して行くこととする。
人口減少が続く、丹波・淡路・但馬・北播磨・西播磨は、常に全国水準を上回高齢化率で推移していることが分かる。これらの地域では、平成2年の時点で高齢化率が14%を越えており、この時点で既に高齢社会であったことが見て取れる。また、丹波・淡路・但馬は平成7年(1995年)に、高齢化率21%を越え、超高齢社会に入っており、特に、県下全地域の中で、最も高齢化率の高い淡路・但馬地域においては、平成22年に高齢化率が30%を越え、「およそ3人に1人」が65歳以上の人口構成となっている。

兵庫県各エリアの65歳以上人口の割合

,平成2年,平成7年,平成12年,平成17年,平成22年
全国,12.1%,14.6%,17.4%,20.2%,23.0%
兵庫県,11.9%,14.1%,16.9%,19.8%,23.1%
神戸市,11.5%,13.5%,16.9%,20.0%,23.1%
阪神南地域,10.6%,12.8%,15.7%,18.4%,21.6%
阪神北地域,9.7%,11.7%,14.3%,17.8%,21.6%
東播磨地域,9.6%,11.8%,14.2%,17.3%,21.2%
北播磨地域,14.1%,16.6%,19.1%,21.9%,25.3%
中播磨地域,11.7%,13.8%,16.3%,19.0%,22.0%
西播磨地域,14.7%,17.5%,20.1%,22.8%,25.9%
但馬地域,18.9%,22.3%,25.5%,27.8%,30.3%
丹波地域,19.3%,22.1%,24.6%,26.4%,28.7%
淡路地域,18.9%,21.8%,24.9%,27.4%,30.1%
,全国,兵庫県,神戸市,阪神南,阪神北,東播磨,北播磨,中播磨,西播磨,但馬,丹波,淡路
平成2年,12.10,11.90,11.50,10.60,9.70,9.60,14.10,11.70,14.70,18.90,19.30,18.90
平成7年,14.60,14.10,13.50,12.80,11.70,11.80,16.60,13.80,17.50,22.30,22.10,21.80
平成12年,17.40,16.90,16.90,15.70,14.30,14.20,19.10,16.30,20.10,25.50,24.60,24.90
平成17年,20.20,19.80,20.00,18.40,17.80,17.30,21.90,19.00,22.80,27.80,26.40,27.40
平成22年,23.00,23.10,23.10,21.60,21.60,21.20,25.30,22.00,25.90,30.30,28.70,30.10

資料:総務省統計局「国勢調査」


まとめ

兵庫県としては、人口成長率を全国平均と同水準に保てているが、これは「神戸・阪神南」における増加効果により、辛うじて実現されているもので、他の全地域は、横ばいまたは減少傾向が続いているのが実情である。 また、平成26年(2014年)3月31日現在の県人口が「555.0万人」であることから、平成17年の「559.1万人」をピークに、人口は減少局面に入ったと考えられる。さらには、今後の兵庫県人口の減少速度に与える影響を鑑みて、丹波・淡路・但馬・北播磨・西播磨における、高齢化率にも注視していく必要がある。